事例の背景
「越級に挑戦する」というブランド理念を掲げ、realme(リアルミー)は世界中の若者に高品質なスマートフォンを提供することに注力しています。近年、realmeのスマートフォンは製品のイテレーションを継続的に行い、2021年4月にはインドネシア市場で新しいrealme 8シリーズを発売しました。ソーシャルディスタンスが求められる状況下、競争の激しいインドネシア市場において、新製品が発売と同時に現地市場で強力な露出を獲得し、多くの若い「realmeファン」を獲得するにはどうすればよいかが、realmeの今回の海外ブランドマーケティングの主な課題でした。
ソリューション
realme 8シリーズ製品がインドネシア市場で発売される際、若者の注目を集めるため、大胆にもライブ配信形式で新製品発表会を開催しました。TikTok for Businessチームの提案により、realmeはTikTok LIVEに挑戦し、ライブ配信前の事前告知とライブ配信後の販売開始において商用リソースを組み合わせたTikTokプロモーション戦略を選択しました。
製品露出を強化
コンバージョン経路を短縮
ライブ配信の1週間前、realmeは連続して入札型インフィード広告を配信し、製品の事前告知を継続しました。このネイティブに近い広告形式は、ブランドアカウントにソーシャル属性を加え、ユーザーがFor Youページで「上にスワイプして次のクリエイティブ動画をアンロック」する際、最も自然な形でrealme 8の製品紹介を見ることができます。コンテンツの合間に挿入された広告の表示形式は非常に巧妙で、ユーザーがページをクリックすると製品紹介のH5ページにジャンプでき、製品への期待感が高まります。
さらに、ライブ配信の前日にはユーザーがDiscoverバナーで製品のオンライン発表会のバナー広告を見ることができます。クリックすると製品紹介のH5ページにジャンプし、ライブ配信前の予約(realmeブランド企業アカウントのフォロー)、ライブ配信中の誘導などに活用されます。
realmeの製品発表会ライブ配信当日には、終日TopView広告と入札型インフィード広告を組み合わせた戦略を採用しました。この日は、ユーザーがTikTokを開くだけでrealme製品のオンライン発表会情報が一目で分かり、一瞬で注目を集めます。しかし、たとえユーザーが意図的に無視したとしても、入札型インフィード広告というネイティブに近い形式により、ユーザーが「ひたすらスワイプ」しても必ずライブ情報が表示され、クリックすれば予約や直接ライブ配信ルームに入ることができます。
realmeブランド企業アカウントが配信を開始し、新製品発表のブランド訴求シーンと組み合わせて、ユーザーに没入型の発表会体験を提供しました。2時間足らずのライブ配信で短時間にユーザーの購買意欲を強く刺激しました。そのため、配信開始後すぐにrealmeは自社のTikTok Shopでrealme 8/8 proの2機種を発売し、コンバージョン経路を短縮、ECによる販促効率を高め、ブランドプロモーションとECによるオンライン販売の一体化という効果的な海外広告投資を実現しました。
マーケティング効果
realmeはインドネシア市場で初めてTikTok LIVEに挑戦し、大きな成功を収め、ブランド認知度と販売の両方で成果を上げました。realmeのこの製品発表会ライブ配信初披露では、ライブ配信視聴者数が11.8万、ピーク時同時視聴者数(UV)が3,000人超、エンゲージメント率が1.6%に達しました。ライブ配信当日のファンの視聴時間は非ファンの13倍でした。公開週には、realmeは3Cデバイス使用ランキングで5位となり、インドネシア市場で7.94%のシェアを獲得しました。このような革新的なプロモーション手法は現地で大きなマーケティングイベントとなり、自然なブランド浸透によってブランド認知度を大きく高めました。





